Line Up点検内容

万が一の火災の時、被害を最小限に抑えるために船舶に搭載されている消火装置と消火器。
これらが正常に作動し、使用できる状態を維持されているかを定められた点検方法に従って確認・点検を行っています。
ClassNK / ABS / Lloyd / DNV
システムの種類ごとに、旗国や船級によって定められた規則に従って点検を行います。停泊中に行われる年次点検のほか、5年・10年次のドック入渠の際に求められるコントロールバルブの内部点検やガスシリンダーの耐圧・再充填なども対応いたします。また、泡消火設備の泡薬剤の分析も承ります。
年次点検のほか、薬剤の詰替えや耐圧充填(または新替)など、船級規定やメーカー推奨に従って点検整備を行います。
消火器・設備だけではなく、消防員装具として消火活動に使用される自蔵式呼吸具(SCBA)と
避難に使用される非常用脱出呼吸具(EEBD)についても、ルールに基づき点検。
また、エアーコンプレッサーにより充填される空気の成分分析も行います。
消防員装具として使用される自蔵式呼吸具では空気ボトルの内圧点検・警報の有効性の確認・各機器の作動確認を行っています。また、非常脱出用呼吸具も含め、5年毎に要求される空気ボトルの水圧試験についても承ります。主要メーカーの空気ボトルについては当社在庫による交換サービスも行います。
空気ボトルの充填に使用される空気圧縮機(エアー・コンプレッサー)の空気は呼吸用に使用される為、人体に摂り込まれます。エアーコンプレッサーが作る圧縮空気に異物や有害成分が混入されていないかの空気分析を行います。船上での分析作業も可能です。